お久しぶりです。
ビル管こと建築物環境衛生管理技術者試験(2022年度)を受験したので、試験当日の様子や、解答速報による自己採点の結果などまとめました。
私は器用ではないので、試験勉強に集中しているとブログ更新が止まってしまいます。
2つのことを同時にこなすのが苦手だ。
そんなビル管の試験結果ですが合否発表は10月31日なのでまだ結果は不明です。
問題用紙を持ち帰ることができるので合否発表の前に自己採点が可能。
合格ラインは各科目の足切りに注意して「180問中118点以上」です。
私の自己採点結果は、無事に合格ラインに達していました。
マークシートの記入ミスが無ければ合格見込みです。
合否発表後に改めて報告や、勉強方法などもまとめた記事を更新しようかと思っているので、よかったら覗いてみてくださいね。来年以降に挑戦を考えている方の参考にでもなれば幸いです。
合格発表は2022年10月31日午前10時!
ビル管理士の解答速報について
2022年度は試験日10月2日に対して、合格発表は10月31日です。
結果待ちで約1ヶ月間モヤモヤしてしまいます。
しかし解答速報による自己採点をして予めおおよその合否判定が可能です。各出版社や個人サイトなどの有志が、問題用紙から独自で解答を導き出して公開されています。
全部で3サイトの解答速報を利用させていただいたので紹介します。
あくまでも独自の解答例なので、公式の解答とは異なる場合もあるので注意です。
結果的には3サイトが全て同じ解答結果となっていました。
公式の解答結果もほぼ同じとなるでしょう。
各サイトの担当者は試験当日から動き始めていたと思います。
私も試験当日から解答速報の様子を伺っていましたが、個人サイトのデキる!ビル管試験対策講座の運営者様はすべて個人運営で、1人で解答速報を更新している様子をリアルタイムで見守っていました。
解答速報を更新するためだけに有休を取得していたとかどうとか。
本当、ビル管への愛がすごいです。
そして試験から3日程度でデキビルさんの解答速報が出揃いました。
次いで電気書院も試験から3〜4日ほどで公開。
遅れること試験から3週間程度でオーム社から公開。
最速で自己採点をしたい場合はデキビルさんのサイトがおすすめ。
ビル管理士総合情報.comさんの解答アンケートは自己採点に利用するには精度が低いのでおすすめしません。(大多数の人が引っかかって不正解の解答なども混じっているため)
私も解答アンケートは参加したけど「みんなどんな解答しているんだろう?」といった確認程度に目を通すのがいいかもしれませんね。
【ビル管2022】試験当日の様子
ここからは試験当日の様子です。
ビル管は試験会場の関係で、地方の受験者は遠征する必要があります。
私は早稲田大学が会場でした。東京のホテルで前泊して朝に会場入りするという計画ですが、予めホテルを予約したり、移動に新幹線を利用したりと出費がかさみます。
お金のかかる試験はとにかく一発で合格したいものです。
試験会場近くのホテルで前泊しよう
東京での試験会場は複数あったようで、早稲田大学ではない場所でも試験は行われていたようです。なので、来年以降の受験で早稲田大学が会場になった方は参考にどうぞ。
宿泊するホテルは山手線「高田馬場駅」から近いホテルを選びました。
高田馬場駅から早稲田大学までは徒歩30分ほどの距離。
試験当日の朝はホテルから早稲田大学までは歩きます。
早稲田大学までもっと近い地下鉄や都電があったようだけど、下手に楽をしようとして別方向へ行ってしまい遅刻なんてしたらたまったものではない。慣れない交通機関は避けて歩けば確実です。
宿直明けに東京入りしてホテルへチェックイン。
宿泊した部屋は狭かったけど一泊くらいなら逆にこれくらいが落ち着きます。Wi-Fiや、電子レンジ・冷蔵庫・テレビ、ユニットバスなど最低限の設備は揃っています。
ホテル周辺にはコンビニや飲食店もあるので不便もありません。
私は食べ物やおやつを買い込んでホテルに閉じこもっていました。
このような試験会場へアクセスしやすいホテルは同じ考えの人の予約で埋まってしまいます。受験票が届いて試験会場が判明した段階ですぐに計画を立てて早めの予約をしてくださいね。
朝5時30分頃、起床すると朝焼けに染まる東京の街並みが見えました。
7時30分にチェックアウトして会場へ向かう予定。
セブンで買っておいたカツ丼を食べて気合を入れます。
早起きして勉強することはなく、長丁場の試験に備えてしっかりと睡眠をとっておいた。
お祭り気分というか、ちょっとした旅行感覚というか、東京へ来てからは気持ちが落ち着かずに勉強に集中できない状況でした。ホテルではデキビルさんの計算問題対策だけ復習しておきました。計算問題は確実に点数を稼げるサービス問題なので前夜の復習は大切。
あとはテレビを見てダラダラ過ごしました。
試験前日は悪あがきをするよりもリラックスした方がいいかもしれない。
ホテルから約30分歩いて早稲田大学へ到着。
8時直前に到着したところ、早稲田大学は8時に開門するようで5分くらい待つことになりました。早く来すぎても中には入れません。
開門後、会場内には大勢の受験者たちで賑わいますが、パッと見た感じでも年齢層は高め。中でも全体の2%くらいは女性の姿もありました。
多くの人がビルメン仲間なんだなと思うと感慨深いです。
早稲田大学の同じ教室で受験したビルメンさん方、どうも私です。
試験の様子【午前の部】
試験は午前3時間、午後3時間の計6時間の長丁場です。
中間には休憩時間があるのが幸いです。
- 9時30分〜12時30分(3時間)
- 建築物衛生行政概論(20問)
- 建築物の環境衛生(25問)
- 空気環境の調整(45問)
午前の部は3科目で90問です。
試験開始前の数十分はテキストや自分でまとめたメモに目を通して覚えておきべきものを復習しておきます。長丁場に備えてトイレも済ませておきます。
説明の始まる直前にはブドウ糖を1つ口に忍ばせて集中力をアップ。
ブドウ糖は試験勉強でもお世話になりました。
今回の試験、難化したと話題だったのが1科目の行政概論ですね。
私も解いていて難しいとは感じつつも「別にこんなもんやろ」とは思っていました。初見問題が出てくるのは分かりきっていることなので騒ぐほどのことではない。
初見問題なんて捨てる気満々でした。
それでも過去問だけの知識で6割くらいは正解している手応えはありました。
捨て科目があるのなら残り科目はなるべく点数を稼ぎます。
試験は1時間経過すれば退室できたはずだけど、私のいた教室では1時間ぴったりで退室していく人は見かけませんでした。1時間30分くらいから増えていったかな。
私は2時間で退出。
90分ですべて解答、15分でマークシート、15分で見直しという感じで1時間残して退室です。
分からない問題は考えたところで分からないので直感で選択。ある程度は捨てても合格ラインには達すると確信していたので、さっさと退退室して午後の部に備えての復習や昼休憩のために時間を使おうと判断しました。
合格すれば点数なんてギリギリでも何でもいいのです。
それにしても肩がこる。
マークシートは90個の塗りつぶしがあるので午前の部だけでも非常に疲れます。この日のためにマークシート専用シャープペンも用意しておいたので多少は楽になった気がします。
試験中にとくに気になる出来事はありませんでした。
先人達の受験エピソードで出てくる心配事として、
- 教室内が寒くて集中できない
- 近くの受験者がブツブツ喋っていて集中できない
などの事案もなく、私の会場ガチャは当たりだったようですね。
試験の様子【午後の部】
昼休憩を挟んで、午後の部スタート。
昼休憩は外のベンチでパンを食べてから復習していました。
- 13時30分〜16時30分(3時間)
- 建築物の構造概論(15問)
- 給水および排水の管理(35問)
- 清掃(25問)
- ねずみ、昆虫等の排除(15問)
午後の部は残りの4科目です。
私が警戒していたのは近年、難化されていると話題の構造概論です。
この構造概論で足切りに合って涙をのんだビルメンは数知れず。私の職場でも構造概論の足切りで2年続けて不合格になってビル管取得を諦めたビルメンがいます。
そんな難関科目なんだけど、
あれ?
解ける…解けるぞ…。
え、もう勝確やん!
私は試験中に心の中で舞い上がってしまい、次の給排水を解きながらもニヤニヤしていたりと完全に集中力が切れかけていました。
前夜に復習していた計算問題も確実に抑えていきます。
そして、ラストのねずみ昆虫…。
むっず…。
見たことのない虫の名前がたくさん。
これ昆虫博士の試験だっけ?
ビル関係ないやん。
もう虫なんてキンチョールかけとけばええんや。
とか思いつつも4割以上正解で足切り回避できる程度の手応えはあったのでセーフ。
午後の部も同じような時間配分で2時間での退室でした。
このときの私は140点くらいの気分で会場を後にしています。
試験終了と打ち上げ
試験会場を後にしてすぐには帰らずに、知り合いと合流して鳥貴族で打ち上げ。
レモンサワーが染みるぜ。
合格ラインは確信できる手応えだったので気分良く呑めました。
とにかく落ちる気はまったくありませんでした。
アルコールを呑みながらもこれまでに無い疲労を感じていた。
午前2時間、午後2時間で退出したので試験時間は計4時間です。
2時間も残して退室していたのに、それでも4時間という資格試験はかなりの長丁場です。試験が終わった段階でとにかく肩と首が痛かったです。
実は試験勉強の段階では1つの科目を数年分まとめて周回する進め方をしていたので、全180問を試験形式で解くのはぶっつけ本番だったのです。
しかも180個のマークを塗り塗りするわけですよ。
慣れない作業にほんと肩が凝った。
翌日は筋肉痛になりました。
ビル管を受験した感想
私が最も警戒していた「建築物の構造概論」がサクサク解けたのは束の間、フタを開けてみたら今年度は「建築物衛生行政概論」「ねずみ、昆虫等の排除」を足切り科目に設定されていたようです。
この2科目に苦しめられたビルメンは多かったのでないでしょうか。
毎年、何かしらの科目が難化していると覚悟はしておいた方がいいです。
ようするに全科目を警戒するしかありません。
ちなみに私は140点くらいの手応えでしたが、
自己採点では124点という結果に…。
けっこうギリギリ。
しかし資格というものは合格したもん勝ちなので、満点だろうが118点だろうが同じなのですよ。
また正式に合格が確定したら、私の勉強の進め方をまとめようと思います。
合格発表は2022年10月31日午前10時!
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