ビルメン4点セット取得にかかった費用と内訳まとめ

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この記事ではビルメン4点セットの取得にかかった費用をまとめました。

ビルメンテナンス業界には「ビルメン4点セット」と呼ばれ、ビルメンなら最低でも揃えておきたいとされる4種類の国家資格があります。

  1. 乙4類危険物取扱者(乙4危)
  2. 2級ボイラー技士(2ボ)
  3. 第三種冷凍機械責任者(三冷)
  4. 第二種電気工事士(電工2)

上記の4種類をまとめてビルメン4点セットです。

揃えようと思えば1年間で4種類すべてを揃えるのは可能で、多くのビルメンは4点セットを揃えています。言わばビルメンのスタートラインのような資格です。

ただし取得にはさまざまな費用がかかるので注意です。

こんな方におすすめの記事

    試験合格はどうにかなるけど費用面に不安を感じている方におすすめの記事です。(離職中、職業訓練校へ通っている、現役ビルメンだけど薄給の方など)

    4点セットを必要とする現場もあれば不要な現場もありますが、資格は転職時に注目されるステータスなのでちゃんと揃えておいて無駄にはなりません。会社によっては4点セットレベルでも資格手当が発生します。

    業務上では不要資格だったとしても取得しておけば大きな武器になります。

    これから取得を考えている方は参考までにどうぞ。

    たむ
    私は約3年かけて4点セットを揃えたよ
    もくじ

    4点セット取得費用まとめ

    ビルメン4点セット取得にかかった出費を簡単にまとめてみると、

    合計で約119,000円かかっていました。

    12万円ですよ、12万円。

    けっこうな費用がかかりますね。

    まさか10万円を超えてくるとは思いませんでした。

    ちなみに私は三冷では一度不合格となって試験手数料やテキストで無駄に出費している部分があったり、逆に出費を効率よく抑えている部分もあります。

    すべてを上手く立ち回れば10万円を切れるかもしれませんね。

    内訳を簡単にまとめました。

    私が4点セット取得に励んでいた2019年は郵送料金が変更されています。現在とは異なる郵送料金を記載している場合もありますのでご注意ください。

    【内訳】乙4類危険物取扱者

    • 試験手数料:4,600
    • テキスト1冊:1,600
    • 証明写真:約1,000
    • 免状交付手数料:2,900
    • 免状申請送料:送付430、返信用392

    費用:約11,000

    4点セット中、最も安く取得できたのが乙4類危険物取扱者。

    試験難易度も高くはないのでテキストは1冊で十分でした。無料閲覧できるYouTubeの講習動画や、過去問題サイトを利用すれば追い込みも可能です。

    4点セットで最初に挑戦するのに丁度いい資格かと思います。

    「危険物取扱者」の記事を探す

    【内訳】2級ボイラー技士

    • 試験手数料:6,800
    • テキスト2冊:約3,700
    • 証明写真:約1,000
    • 申込送料:430
    • 試験当日交通費:約10,000(有料道路、ガソリン)
    • 実技講習費:24,080
    • 講習当日駐車料金:1,800(2日分)
    • 免状交付手数料:1,500
    • 免状交付申請送料:送付430、返信用392

    費用:約50,000円

    4点セット中、ダントツで費用・手間・時間のかかったのが2級ボイラー技士。

    テキストは2冊で合格することができた程度の試験難易度でしたが、WEB申込みができないため書類準備が面倒で郵送料金もかさむ、試験会場である他県までの交通費も安くはない。

    1番の問題は「3日間に及ぶ実技講習」を受けないと免状申請ができないこと。実技講習費は高額で3日間の休日を取得する必要がありハードルが高い。もちろん交通費や駐車料金も発生します。

    月1回の試験チャンスがあるけど、費用や手間を考慮すると確実に1回で合格したい。

    「ボイラー技士」の記事を探す

    【内訳】第三種冷凍機械責任者

    • 試験手数料①:7,900
    • 試験手数料②:7,900
    • テキスト5冊:約15,000
    • 証明写真:約1,000
    • 免状交付手数料:3,400
    • 免状交付申請送料:404

    費用:約36,000

    4点セット中、最も試験難易度の高かった第三種冷凍機械責任者。

    私は2019年試験で一度不合格となり、2021年試験でリベンジ合格。試験手数料は2倍かかるし、追加購入したテキストで出費がかさみました。一発合格であれば費用を抑えられたので勿体ないことをしました。

    三冷では「4日間の講習(約16,000円)」を受講することで試験において「保安」を科目免除することが可能だそうですが、費用・手間・時間を考慮すると試験合格を目指すのがいいと思う。免状交付に必要な講習というわけでもありません。

    無料で利用できる過去問題サイト「EchoLand-plus」や、YouTube「資格マスター」が非常に優秀だったため、無駄にテキストを増やす必要もなく試験合格は可能です。

    (私が経験済み。)

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    【内訳】第二種電気工事士

    • 試験手数料:9,300
    • テキスト3冊:約5,000
    • 証明写真:約1,000
    • 合格マルチツール購入費:650
    • 免状交付手数料:5,200
    • 免状交付申請送料:430
    • 工具費用:無料
    • 練習用材料費:無料

    費用:22,000円

    4点セット中、取得優先度が最も高い第二種電気工事士。

    筆記試験は定番の「すぃ〜っと」シリーズのテキストだけで合格は容易ですが、問題は材料と工具を使用して課題作品を作り上げる実技試験。

    当然必要となる材料や工具は自前で準備しなくてはなりません。

    練習教材はYouTube動画で無料で済みますが、13種類の課題を練習できるだけの材料、どの課題を出題されても対応できるだけの工具など費用がかかります。たくさん練習しようと思えば材料も追加購入する必要があります。

    しかしポリテクへ通っていれば材料、工具を使い放題という環境なので、実技試験における費用を限りなく抑えることが可能です。(職業訓練なので費用を抑えるどころか給付金を貰っている。)

    もちろん試験当日にも工具は借りることができ、実技試験の練習内容の充実、ポリテクは「第二種電気工事士のためだけに入所しても良い」と言っても過言ではないほどの手厚いサポートを受けられました。

    注意点は、ポリテク在籍中に実技試験日を迎えられるように逆算して入所すること。もし試験日がポリテク退所後であれば工具は自分で用意することになります。

    「電気工事士」の記事を探す

    まとめ

    私は三冷に手こずったおかげで4点セット取得までに3年もかかりましたが、上手く立ち回れば1年間で4点セットの取得は可能です。

    費用、時間ともに効率よく揃えるのなら、

    どの試験も必ず一回で合格できるように努力しましょう。

    これに尽きます。

    テキスト類はメルカリで売買することで出費を抑えられます。上手く中古で買って中古で売れば、テキスト費用は7〜8割位はキャッシュバックできるのではないでしょうか。

    過去問題サイトやYouTube動画は無料で利用可能なので、場合によってはテキスト費用を抑えることも可能です。

    ポリテクでは電気工事士で必要な工具や材料が使い放題である他にも、乙4危険物取扱者やボイラー技士の定番テキストを授業で使用していたり、ボイラー実技講習の高額テキストを借りることもできました。

    教室の本棚には先人達が置いていったテキスト各種もありました。

    利用できるものは上手く利用しましょう。

    4点セット取得に10万円を切ることは可能だと思います。

    もくじ