こんにちは。
チプカシをダイソーのNATOベルトに交換する方法をまとめました。
ベルト交換は本来なら難しいものではないのですが、ダイソーで100円のNATOベルトを使用するには少し手間がかかることになります。
100円のベルトで済ませたいという方は参考までにどうぞ。
使用したチプカシは、先日購入した定番モデルの2機種です。ビンラディンモデルとメタルバンドのモデルですね。

ダイソーで100円で購入できるNATOタイプのベルト。
カラーはブラックとカーキの2色だけでしたが、他カラーがあるのかどうかは分かりません。探せばあるかもしれないです。
チプカシがちょうど2個なので2つのカラーを購入しました。
チプカシのベルトの外し方
91W・105Wの樹脂ベルトと、A158系のメタルバンドはベルトの取り外し方が多少異なるので注意が必要です。
基本的に工具類を必要とします。
91W・105Wの場合

チプカシの時計本体とベルトの付け根はピンが差し込まれて固定されています。
ピンを抜き取ることでベルトも外すことができます。

91W系の樹脂バンドの場合は、ベルト付け根にピンの差し込まれている穴があります。
その穴に入るサイズの工具なら何でもいいですが、おすすめは精密ドライバーです。(精密ドライバーセットは100円ショップで手に入ります。)
細い精密ドライバーを差し込んでピンを押し出すという要領です。

よく腕時計に使用されるピンは『バネ棒』というバネで伸縮するタイプを想像しますよね。
チプカシの91W系ではただの1本のピンとなっています。ピン片側がぷくっと膨らんだ形状になっていて、穴に差し込んだ際にストッパーになっています。
なので外し方は簡単。
力づくで押し出すだけです。

簡単とはいえ、細かな作業なので力を入れづらいです。
「どうしても外せない」という場合はベルトを切ってしまうのも1つの手段です。(切断してしまったベルトの再利用ができなくなるので注意して下さいね。)

ベルトのない状態であれば、ラジオペンチなどを使用できて力を入れやすくなります。

A158WA-1JFの場合

メタルバンドのA158では先述した『バネ棒』が使用されています。
バネによって伸縮する構造なので精密ドライバー(マイナス)で上手く縮めながら動かすことで簡単に取り外せますが、バネ棒外しという専用工具があれば確実です。


NATOベルトの加工

少し話が出ましたが、ベルトにはサイズがあります。
腕時計のベルトではおおよそ18mm〜24mmほどのベルトが使用されます。
チプカシのベルトサイズは18mmなので、交換するベルトは18mm以下のサイズでないと取り付け不可です。
そしてダイソーのNATOベルトは20mmです。

ダイソーのNATOベルトは20mmなので、18mmサイズのチプカシには通らない。
そこで少し加工することになります。

ベルトが通る部分だけ18mmになるようにカットすることで解決ができます。
チプカシ本体を固定する位置を決めたら、ベルトの通る位置にマークをしましょう。ベルト両端の全部で4箇所です。

マークした4箇所を1mmずつハサミでカットすれば、ベルトは部分的に18mmとなります。(チプカシ本体より狭まればいいので、正確に1mmである必要はないです。)
ちなみに、カットした際には切り口がファサファサになってしまっても構いません。

ファサファサになった切り口は、ライターで炙ることで溶けて固まります。ファサファサも溶けてしまいそれなりに綺麗に整います。
炙りすぎると大きく溶けてしまうので注意が必要です。
これで加工は完了。
チプカシにNATOベルト取り付け

加工した部分をチプカシ本体に揃えて、ベルトを押し付けながらピンを戻します。
これで幅の大きいベルトでもチプカシに取り付けられます。
A158の『バネ棒』でも同じ要領で取り付けます。

両端を固定すればベルト交換の完了です。
ピンの部分だけベルトがフィットしているので、チプカシ本体の位置がズレなくていい。

(左)A158にはブラックのベルト。
(右)105Wにはカーキのベルト。
ダイソーで手に入った2色だけでは、これがベストな組み合わせかと思う。

ブラックのチプカシ本体にカーキのNATOベルト。
ミリタリーな雰囲気でカッコいい。

メタルなA158にはブラックのNATOベルト。
A158はもともとメタルバンドでもカッコいいのだが、NATOベルトに交換してもカッコいいです。メタルバンドとは違った魅力がありカジュアルに決まる。
手首にふれる部分なので装着した際にしっくり来る素材を選ぶといいですね。
ダイソーではないNATOベルトであればカラーリングが豊富なので組み合わせが選び放題になります。100円に拘らないのであれば断然おすすめ。
そもそも18mmも選べるので、加工とかいう手間もかからない。
価格が高くなる分、ベルトの造りも頑丈になるだろう。
個人的に魅力を感じるのが、バックルがブラックなタイプです。
ダイソーベルトの注意点など
ダイソーの100円のNATOベルトを少し加工して取り付けたわけですが、ちょっとした問題点もあります。


やはり加工部分が少し気になってしまうのです。
もっと丁寧に加工すればマシになると思いますが、自分で加工するので粗さが見えてしまう。
しかし、このチープさが尚良。
もともとチープな腕時計が「逆にオシャレ」ということでチプカシにたどり着いたわけであって、加工の粗のあるNATOベルトも良いチープ感を出しているではないか。
105Wに関してはミリタリー感が増して逆にカッコいい。
と、ポジティブに受け取るのがいい。
まとめ
ここまで言っておいてあれだが、好きなカラーリングを選べるので素直に18mmベルトを買うのがおすすめです。
「ダイソーのNATOベルトでも加工すれば取り付けが可能ですよ」という記事でした。
追記(2019.2.5)
結局のところ、100円ベルトのクオリティの低さが気になってしまって1,000円くらいのNATOベルトへ交換してしまいました。
工具付きで1,000円なのでクオリティは低すぎず高すぎずという製品でした。
こちらの紹介記事もどうぞ。
