系列系ビルメン会社への転職を考えている独立系ビルメンの方、ようこそ。
大手系列系のとあるハズレ現場に配属されている雑魚ビルメンです。
収入アップを目指して系列系への転職を考えていても、内情が分からず不安なことも多いかと思います。私の経験から独立系から系列系へと転職してイマイチだったところをまとめてみました。
「良かったこと」もまとめているので、よかったらチェックしてみてください。
この記事では「系列系ビルメン」に対する夢を壊すわけではないけど、現状を知っておいた方が実際に転職したあとのギャップを軽減できると思います。
現在、系列系への転職を考えている方の参考になれば幸いです。
- 系列系ビルメンって業務が大変って本当?
- 独立系から系列系に転職してもやっていける?
- 実際の系列系ビルメン現場はどんな感じ?
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系列系のイマイチだったところ
- 休日数が少ない
- 一部PM業務などの事務作業が多い
- 人員不足による業務過多
- 時間外労働はやや多め
- サービス残業あり
- 宿直環境が劣悪
- 会社全体で人間関係は良くない
休日数が少ない
- 年間休日108日
- 入社6年間は有給休暇の付与は10日
- 連勤が多め(4連勤目に宿直など)
- 明けは「休み」とは言えない
平均的な年間休日数は105〜120日とされています。
弊社は年間休日108日と平均日数としては少なめで、シフトが出るたびに「休み少ないなぁ」とため息が出ます。しかし宿直明けを「明け休み」として休日カウントできるのがビルメンのメリット、足すと実質170日くらいになります。なので年間休日108日でも妥協して入社しました。
しかし明け残業が多くて「明け休み」とは言えないハズレ現場でした。こうなってくると年間休日120日は欲しかったというのが本音です。ブラック会社の要素、ワンストライク。
有給休暇は労働基準法の「入社6ヶ月から10日間の付与」ですが、弊社は入社〜6年間まで日数増加はありません。6年間は付与10日、7年目に付与20日に増加するシステムで、1日/年の増加はありません。
私に有休付与された直後に「1年目は有給を使わないのが普通、1年目の分を2年目から使い始めるものだ。自分はそうしてた。」という上職からの謎のパワハラを受けました。私の頭にはクエスチョンマークです。有給休暇の取得義務化(年5日)を知らなかったようです。それはそうと「自分がそうしてきた」というエゴを押し付けてくる人は嫌いです。
とにかく仕事に追われる
- 8割はPCによる事務作業
- 築20年超えの物件で不具合多い
- メールメールとにかくメール
業務の8割は事務作業です。PCとにらめっこで報告書作成、業者手配、修繕計画、見積作成、提案に必要な書類などの作成に追われています。管理会社、本社、各業者、他部所とのやりとりは1つのメールボックスで管理しているので受信メールがぐちゃぐちゃでカオスです。
もちろんビルメン業務も同時に行っているけど、抱えている事務作業を処理するために点検業務などは手抜きになっている状況。
本来なら「待機時間」と呼ばれるビルメン最大のメリットである時間を事務作業で潰されています。暇な時間がなくてカツカツな状況。しかも一回でもトラブル対応をすれば、仕事がどんどんズレ込んでしまい、休憩時間や仮眠時間を削る羽目になります。(一応は1分単位で時間外手当てが発生します。)
自分のペースで仕事をすることはできず、ビルメンの給料に対して業務ハードルが高いと感じます。
事務作業のないアタリ現場もあります。
人員不足による業務過多
- 常に欠員2〜3名
- 通常業務をしながらPM業務あり
- 業務の引き継ぎなしで丸投げあり
- 資格勉強どころかスマホも触れない
常に欠員状態のため一人当たりの業務量が多いです。
人員不足なのでまともに業務引き継ぎがされません。事務作業の一部はPM業務も含まれていて、未経験のPM業務を入社2ヶ月目くらいに完全丸投げされたりしました。マニュアルなんて用意されていなく、仮眠時間を削って過去のメールや見積りを漁ってなんとか担当業務だけはこなせるようになりました。
待機時間は「各々が抱えている仕事の処理」の時間になるので、資格勉強はおろかスマホも触れません。頑張って担当業務を処理して空き時間を作ったとしても、スマホなんて弄ってダラダラしていたら「他の人が仕事抱えているのにあいつサボってる」という扱いを受けます。
収入面が好待遇なので、それだけの理由で頑張っています。
時間外労働はやや多め
- 一年目で平均残業25H/月くらい
- 30時間超えないように圧迫あり
- 結果的にサビ残の発生
人員不足で業務過多なので、一人一人の残業で補うことになります。
その努力のおかげで欠員に対して業務が回っていますが、結果的に「人員補充の優先度が低くなる」という矛盾が生じている様子。欠員状態なのに何も考えずに「みんなで協力していこうね」と業務を回してしまう空気感が嫌いです。頑張れば頑張るほど、自分たちの首を絞めていることに気がついて欲しい。
なのに30時間/月超えると個人面談が始まり、超えないように圧をかけられます。超えそうな人は自発的にサビ残が発生したり、仮眠時間や休憩時間を削ることになります。
サービス残業は論外。ブラック会社の要素、ツーストライクです。
宿直環境が劣悪
- 仮眠時間は4時間
- 深夜帯の警備業務あり
- ほぼ明け残業あり
- 故障したシャワーは直さない
一般的なビルメン現場の仮眠時間は「6時間」が相場だと思います。今の現場は深夜帯の警備業務があるため仮眠時間は「4時間」しかありません。警備業務の内容は、仮眠休憩に入った警備員の代わりに受付業務やセキュリティの発報対応をします。
4時間のうち寝る支度や着替え、朝食の時間を含めると実質「3時間」程度しか眠れません。夜勤ありの激務工場で心身ともに消耗していた頃を思い出して、なんのためにビルメンになったのかと考える時間が増えました。
会社として仮眠時間は基本6時間だけど、たまたま4時間のハズレ現場だったようです。
人員不足の影響は宿直明けにも影響が出ます。人員不足を補うため、宿直明けの人が昼頃まで日勤業務を行う「明け残業」が発生し、ただでさえ睡眠不足なのに帰宅したらもう午後なので「明け休み」とは言えません。
ちなみに現場メンバーは仮眠時間を削るのが勿体ないのか、深夜も起きて仕事しているのか不明ですが、誰もシャワールームを使っていません。使われていないシャワールームは汚くて不衛生だし、シャワーは壊れて使えない状況。宿直環境は劣悪です。
人間関係に難あり
- 欠員現場でも感情で人員を放出する
- 系列系にも仕事しない問題児がいる
- 所長に威厳がないので注意なし
欠員状態なのに、上司との人間関係の悪化という理由だけで1人を他現場へ放出させることがありました。要するに「気に入らないやつは左遷」というやつ。代わりの補充がないのが意味が分かりません。
私自身もすでにパワハラの3つ4つは心当たりがあります。
独立系よりは真面目な人が多い印象ですが、結局のところ問題児もちゃんと潜んでいます。そもそも人員不足なので問題児1人における業務への影響は、残りメンバーへの負担となります。しかも所長は甘い人間で威厳がなく、とくに注意する人間がいません。
全体を通してパワハラが蔓延っている会社のようです。ブラック要素スリーストライクで、完全アウト。
まとめ
独立系から大手系列系に転職した私が伝えたい要点をまとめました。
- 収入面は好待遇になるが、その分の業務量は増加する
- アタリ現場を引けば、収入が高待遇でヒマな現場もアリ
- 系列系は統括管理業務が多い
- PC操作が苦手な人はついていけない
- 系列系でも人間関係やパワハラは現場ガチャ
結局のところ、系列系でも独立系でも業務量や人間関係というものは現場ガチャ次第になるということです。しかし系列系というだけで、収入面においては独立系よりも好待遇が約束されているかと思われます。
メンタル弱めのビルメンは系列系への転職をオススメしません。
ちなみに私の現状は完全にブラックビルメン会社だったことに気がつきましたが、収入面は好待遇なのでギリ続けていられる状況です。選んだ会社が微妙だったとは薄々感じていました。
かつて適応障害に陥って激務工場を退職したあと、ビルメンという職業を選んだ理由を思い出してみました。
- 待機時間にマッタリしたい
- 空き時間に資格勉強したい
- 給料は下がっても心身ともに負担を減らしたい
- 宿直を一晩頑張れば明け休みと公休
現状は1つも当てはまっていない…?
大手系列系の好待遇な収入に目が眩んで、本来のビルメンとしての目的を見失っていた気がします。仕事を頑張りたくないからビルメンを選んだんですよね。
もう少しバランスの良い会社を探す必要があります。
異動願いをしてアタリ現場を引くチャンスもあるんだけど、会社内でパワハラが横行していることが不安の種です。ちょっと転職を視野に入れ始めた、大手系列系1年目の雑魚ビルメンでした。
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