認定電気工事従事者講習を受けてきました。
私は認定電工と略しています。
実はビルメン業務をやる上で「第二種電気工事士(電工2)」だけ持っていても意味がないという事実を知り、認定電気工事従事者を取得しようと思いました。
電工2ユーザーなら一日の講習だけで取得できる資格です。
この記事では詳細というよりも、講習当日の様子を綴っています。
これから受講を考えている方の参考にでもなれば幸いです。
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認定電気工事従事者を取得する理由
ビルメン4点セットの1つである「第二種電気工事士(電工2)」は、実はビルメンとして必須ではない資格だと知りました。
これは某系列系ビルメン会社の面接時に教えていただきました。
電工2で従事できる電気工事は「一般電気工作物」になり、ほとんどのビルメン現場は「自家用電気工作物」に当てはまるため電工2では駄目だということです。
引用:一般財団法人 電気工事技術講習センター
そんな「自家用電気工作物」に従事できるのが「電工1」か「認定電工」になります。
そもそもビルメンが大した電気工事なんてしないのが事実ですが、それでも小さな電気修繕をすることはあります。電工2だけではビルではコンセントすら交換できないことになります。
「家のコンセント交換」と「ビルのコンセント交換」とでは必要な資格が異なります。
- ビルメン現場で電気工事をするのなら「電工1」または「認定電工」が必要
本来ビルメン現場で電気工事に従事するのなら電工1を取得するべきだそうですが、私は電気工事士としての実務経験を得られない雑魚ビルメンなので、電工1を受験することもまた意味のない行為なんです。
そこで認定電気工事従事者の取得です。
電工2を持っていれば1日の講習だけで認定電工を取得できます。「電工2+認定電工」と組み合わせれば電工1.5くらいの効果があるので取得しておいて損はないと思います。
電工1に合格していれば申請だけで認定電工を発行できます。
「1種に合格したけど実務経験がクリアできない」という方はとりあえず認定電工をゲットして5年間の実務経験を積むまでの繋ぎになりますね。
仙台で講習を受けてきました
そんなわけで認定電工の講習を仙台で受けてきました。
どうして仙台なのかというと、私が申込みを決意したときには近場での講習はすでに満員だったからです。
残っている会場で一番興味があったのが仙台。
私は東北へ行ったことがなかったので、プチ旅行的なノリで仙台へ行くことに決めました。講習は上期と下期の年2回のようなので、これを逃すと時間が空いてしまう。
取得欲が冷めてしまう前に申し込んでしまったという経緯。
講習当日。
はじめての東北新幹線へ乗り込み、上野駅で購入したヒレカツサンドを食べます。
このときは実は、講習の時間に間に合うかヒヤヒヤしていました。
東北新幹線のシステムが分からず、とりあえず自由席を買っていたのが裏目と出てしまった。乗ろうと思っていた新幹線「はやぶさ」は全席指定席だったため、予定よりも遅らせて自由席のある「つばさ」に乗車しました。
まさに情弱の極み。
全席指定席なんてあるんですね。
良い勉強になった。
予定よりも到着が遅れてしまうトラブル。
からの、
仙台駅からのバスの乗り方も分からずに、仙台駅から会場まで歩くことにしました。調べている時間が勿体ないと感じてしまいました。
足には自身のある雑魚ビルメン。
到着後、すでに説明が始まっていて遅刻者みたいな雰囲気の中での入場でしたが、それでも5分前くらいに会場入りしたのでセーフです。本当に遅刻した場合は講習終了を認められない可能性もあるので注意してくださいね。
講習は10時〜17時と、ほぼ一日かかります。
講習だけで有用な資格を一つ取得できると思えば苦ではないかな。
講習は1時間に1回の5分休憩を挟みながら講習テキストを読み進めていくだけの講習でした。とくに修了テストはないし、講師に指されて回答を求められるようなこともありません。
内容は全部で4科目に分類されていた。
- 第1編 配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 第2編 電気工事の施工方法
- 第3編 自家用電気工作物の検査方法
- 第4編 自家用電気工作物の保安に関する法令
科目ごとの間休憩は10分くらいあった気がします。
昼休憩が1時間あって、合計7時間も拘束されます。
席次第では資格のテキストとか読んでいてもバレないかと思いました。実際に、明らかにおかしいくらい何かを書き書きしている受講者が居ましたが、講習中は何かを書くなんていう内容ではありませんでした。
おそらく彼は電験の計算をやっていたに違いない。
ちなみに私の席は、控えの講師のすぐ目の前だったのでサボることができず、真面目に講習テキストに目を通していました。サボれるかどうかは席ガチャ次第ですね。
最後17時までに終われないと感じた講師が、残り30分を切ったところから読み上げ速度がハイペースになっていったのが面白かった。しかも3分くらいオーバーしていました。
しかも講習後には免状申請の説明が始まり、講習終了書類の配布などもあります。
私は17時00分に講習を終わり、17時40分の新幹線に乗って帰宅する予定。
想定よりも時間がギリギリとなりそうだった。
ようやく17時10分に退出すると、席から1分でたどり着けるバス停へ駆け込んでバスに乗り込んで仙台駅へ。信号機に引っかかるたびにソワソワとします。
17時30分に仙台駅へ到着。
新幹線発車まで残り10分。
はじめての東北…
はじめての仙台…
なにがプチ旅行…
何もできずに帰ることになりますが、少しでも仙台を満喫するプランは立てていました。
仙台といえば牛タン。
運良く新幹線の改札横には「牛たん通り」という牛たん料理店が並んでいるため、お土産に牛タン弁当を購入することができます。これを買わずして仙台を去ることはできない。
行きの新幹線内であらかじめ予約購入しておき、あとは受け取るだけという状況。
小走りで仙台駅内を移動してなんとか牛タン弁当をゲット。
残り4分。
ホームへダッシュしたいところだが、山積みにされた緑色の箱が目に入り立ち止まる。
レジにお客さんが並んでいないのを確認して、一箱手にとってレジへ…
というわけで、戦利品です。
新幹線には間に合ったし、無事に「利久」の牛タン弁当をゲットし、仙台名物ずんだ餅まで購入できました。
ギリギリの時間で限りなく仙台を堪能できたかと思います。
妻と一緒に食べるために家に持ち帰ったので時間が空いてしまったけど、クオリティは高く牛タンは肉厚でめちゃくちゃうまいの。某ね○しの店舗で食べる牛タンよりも美味しいです。
これは駅弁と呼ぶのかわからないけど、駅弁の魅力が分かりました。
また仙台へ行かねば。
そんなわけで牛タン弁当を食べに仙台へと行ってきた話でした。
まとめ
なんか話が逸れましたが、利久の牛たん弁当はおすすめです。
話を戻しまして、「認定電気工事従事者」は電工1を受ける予定のない電工2ユーザーは取得しておきたい資格かと思います。電工2があれば1日の講習だけで取得できるので、認定電工までセットで揃えてみてはどうでしょうか。
これは電工2の拡張パックみたいなもので、ビルメンにとっては認定電工を揃えてようやく電工2が完成するのかと思います。
例えると電工1.5に進化するような感じ。