こんにちは。
私は近頃、ビルメンへの転職を考えるようになりました。
今よりも収入が減ってもいいので自由な時間を増やしたいと思っています。そこで未経験の業種である「ビルメン業界」に興味が湧いたのです。
初めてビルメンを目指すためにどうしたらいいのか調べた結果、
職業能力促進センター(ポリテクセンター)に通うという方法にたどり着きました。
いわゆる職業訓練というやつです。
そこでポリテクセンターの見学会に参加して、どんな施設なのかを覗いてきました。
今回は施設見学会についての流れをざっとまとめます。
施設見学会の予約方法について
ポリテクセンターの施設見学会は事前に予約をする必要があります。
基本的にはハローワークの職業訓練案内へ行けば施設見学会の予約が行なえます。
もちろん自分でポリテクセンターへ電話をして予約することも可能ですが、ハローワークなら職員が電話予約をしてくれるので気が楽です。資料等も手に入ります。
まずはハローワークへ足を運んでみましょう。
ここで注意があります。
はじめて職業訓練の案内へ来た方は「受講の申込み」が行えないシステム
となっていました。(私の訪れたハローワークでは)
まずは一度、職員から職業訓練についての説明を受けます。
職歴について、志望動機について、希望コースなどを話し合います。そして次回、受講申込み書の下書きを持参してから申込みという形です。
そのときに、申込み締め切りまで期間があると「施設見学会」を勧められます。
入所選考では必ず合格するとは限りません。
見学会に参加したことは記録されるので、入所選考では「就職する意思が強い」という印象を与えて多少は選考に有利になるそうです。
私は見学会など行かなくても希望コースが明白だったのですが「有利になるかも」という話だったので参加をすることにしました。
日程や費用について
参加費は無料です。
基本的にポリテクセンターの施設見学会は毎週行われています。
各施設によって日程は異なるし毎週ではない場合もあるので、予めホームページをチェックしたりハローワーク職員に聞いておきましょう。
私が参加したポリテクセンター静岡では毎週水曜日に行われています。
ハローワークへ訪れたのが火曜日だったので翌日の参加となりました。
ポリテクセンター静岡での施設見学会の詳細は下記の通り。
開催日時 | 毎週水曜日 13時15分〜15時45分 |
内容 |
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申込み方法 |
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持ち物など |
見学会の当日は就職活動の実績として認定されます。 |
見学会の当日について
見学会の当日に準備するものは、
- ハローワークカード
- 筆記用具
- 動きやすい靴
- 私服OK
施設内を歩くのでヒールなど歩きにくい靴でなければ何でも良いということです。
服装は私服OKで、私が参加した見学会ではみんな私服だった。
これらはハローワークで予約の際に職員から伝えられました。
もちろん各施設によって持参する物がことなるかもしれないので、職員からの説明をよく聞いておきましょう。
私は何があるか分からないのでハローワークで貰った書類をすべて持参しました。
受付までの流れ
見学会の開始は13時15分。
受付開始が13時から。
それまでにはポリテクセンターへ集合します。
ポリテクセンター静岡は無料駐車場が充実していて車での乗り込みがOKでした。
はじめて訪れた施設だったけど受付場所までの案内看板があったのですぐに分かりました。
受付から見学会開始までの流れは、
- ハローワークカードを提示して受付を済ませて室内へと入る。(私が一番乗り)
- 今回の参加者8人分の資料が机に並んでいて好きな場所へと着席して待機。
- 待機中はスクリーンに職業訓練の紹介映像が流れているので暇はしなかった。
- 時間前だったけど参加者が揃ったので見学会が開始。
という感じでした。
資料の中にはポリテクセンターの詳細がまとめれら漫画などもありました。
見学会の内容について
私が参加したポリテクセンター静岡の施設見学会は2時間半ほどの予定。
- 前半に各コースの担当講師による訓練内容の説明。
- 後半に実習風景の見学。
- 最後にアンケートを提出して解散。
- その後、希望者は各コースの講師と個別相談。
という内容。
前半と後半の間には休憩が10分ありました。
この先はポリテクセンター静岡での見学会の内容です。
前半・各講師による説明
前半は各コースの担当講師による訓練内容の説明です。
今回の見学会では、
- 電気設備技術科
- スマートハウスサポート科
- ファクトリーオートメーション技術化
- リノベーションデザイン科
- 住環境コーディネート科
- CAD・NC加工科
- 機械設計製図科
- ものづくり機械加工科
- ものづくり溶接科
- ビル設備サービス科
以上のコースの訓練内容についての説明を受けました。
6ヶ月間の訓練におけるスケジュールや、訓練中に得た知識で取得できる資格について、訓練終了生が就職できた企業の紹介などありました。
他コースでの興味の湧く話をたくさん聞いたことで、
「どうせ転職するのなら新しい職種に挑戦してみたい」という気持ちが強まった。
本命だった「ビル設備サービス」以外も魅力に感じました。
職業訓練を受けることで、ゼロから学んで新しい職業に挑戦できる。
後半・施設内の見学
各コースの説明が終わると10分の休憩を挟んでから
施設内を歩いて回り、実習場や実習風景を見学しました。
入所したらどんな場所で、どんな雰囲気で職業訓練を行うのかイメージができます。
実習所には様々な専門的な設備が用意されている。
資格試験の中には「実技」を行うものがあり、
設備の整った訓練所で学習できるのが強みです。
実技があるとどうしても独学では限界がありますからね。
ポリテクセンターでの職業訓練は本当に良いチャンスだと思いました。
訓練生は、20代くらいの若者から年配者までそれぞれ。
年齢は関係なく同じ作業を行っていました。
みんな同じ目標を持ち、上下関係のない同志という感じ。
アンケート回答をして終了
ぐるっと一通りの実習場を回ると、最初に説明を受けた部屋へ戻ってアンケート用紙を記入します。(ここで筆記用具を使用)
主に「デュアル訓練」についての質問が多いものでした。
私は希望コースは決まっており、あまり興味ないので適当に回答しておいた。
アンケートはもちろん匿名です。
個別相談について
アンケートを提出した人から退出していきますが
部屋には各コースの説明をしてくれた講師達が待機しており、希望者は各講師のところで個別相談を受けられました。
アンケート回答が1番遅かった私が席を立つと、
「せっかくなのでどうですか?」と声をかけられ断りきれなかった。
ちょうど本命であるビル設備サービス科の講師が空いていたので、
質問は用意していなかったけど個別相談を受けてみた。
まあ、コミュ障な私がとっさに気の利いた質問はできるわけもなく…。
なんとなく出てきたビルメン関連の質問をざっとまとめると、
Q. ビルメンは年配者が多いと聞くけど、30前半の私でも需要はありますか?
A. 高齢化が進んでいるだけであって若い人材を求めている。30前半ならやるべき。
Q. 訓練を受けるだけで資格を取得できますか?
A. 資格取得のための訓練ではないので自分次第になる。訓練内容と試験内容が重なる部分があるだけであって、訓練+αで勉強をすることが重要。試験前の講習会なども行われている。訓練生でも落ちる人はいる。
Q. 職業訓練を受けた場合は「経験者」になりますか?
A. 経験者になりません。しかし訓練所の修了生というのは未経験者よりも有利です。職業に必要となる知識を学んでいるので「即戦力になる人材」であることを証明できます。
ざっとこんな質問をしました。
職業訓練を受けたものは「経験者」ではないが「未経験者」でもない。
『即戦力になる人材』である。
未経験の職種への挑戦を考えている私にはホッとする言葉でした。
「未経験歓迎」の求人もあるだろう。
少しでも優良企業を探したい場合、ポリテクセンターに通っておいて損はありません。
一度、足を止めてみて
知識と資格を得るための修行期間と思えばいい。
と思いました。
職業訓練体験の参加もおすすめ
見学会の他にも「職業訓練体験」もあります。
こちらは月に数回。
選考面接までは2ヶ月以上も間が空いてしまうので、せっかくなので職業訓練体験にも参加することにしました。
積極的に参加しておけば入所選考に合格しやすくなるかもしれません。
回数が少ないので目的のコースとタイミングが合わせにくいと思います。まずは最寄りのポリテクセンターのHPで訓練体験スケジュールをチェックしてみてください。
私は後日「ビル設備サービス科」の職業訓練体験に参加してきました。
まとめ
そんなわけでポリテクセンターの施設見学会へ参加した話をまとめました。
本気で転職を考えているので職業訓練と資格取得を目標にしています。
資格取得の勉強なんてポリテクに入所しなくては何も始まらないと思っています。
そのために入所選考に少しでも有利になるために、見学会や体験会へ参加して好印象を与えておくと選考に通りやすくなるかもしれません。
無料なので参加してみてはどうでしょうか。