こんにちは。
ビルメン資格としても名の挙がる「消防設備士」の資格を受験してきました。この記事では1〜7類まである中で第6類を選んだ理由や、試験の様子や感想などを綴ります。
乙4をやめて乙6を選んだ理由
ビルメンで需要の高い消防設備士は第1類・第4類・第6類あたりだと思いますが、電工2種の筆記試験を終えたばかりで、近いジャンルである乙4を受験するつもりでした。テキストも揃えていたけど、なぜか気が変わって乙6へと変更しました。
理由はいくつかあります。
職業訓練の卒業生と話をする機会があり、彼は消防設備関連の会社へと就職していて本職の意見として「まずは乙4よりも乙6の方が求められる」と聞きました。甲4を持っていたとしても新人にはまず乙6の仕事を任されるとかどうとか。いずれはどちらも必要になるのは承知だけど、この意見を参考に乙6類へと切り替えました。
それ以外でも「私の考え」として乙4をやめる理由はちゃんとあります。
乙4を取得してもいずれは甲4を受験することになるからです。同じ第4類を2回も受験するのって効率悪いのではないかと判断しました。
私が取得したいのは4類と6類。
まだ電工2種を取得していない現状での取得順イメージとしては、
乙4→乙6→甲4
または
乙6→(電工2種を取得後)→甲4
となります。
後者なら消防設備士の試験は2回で済むのです。先に乙6を取得しておいて、電工2種を正式に取得してから科目免除などを利用して甲4を受験するという考えです。
乙4だけでも先に持っていれば便利かもしれないけど、そもそも就職先で必要となるかどうかも分からない。消防設備士は類ごとに定期的な講習が必要となる資格で、無駄に取得して講習だけ増やしても面倒だと感じました。
まずは乙6だけを取得しておいて、就職先の状況に応じて甲4、甲1を取得したいです。
受験票の準備について
危険物取扱者と同じ「消防試験研究センター」の試験となります。
電子申請ができるので簡単に申し込めます。受験票は試験の2週間くらい前にダウンロード可能になり、各自でプリントする必要があります。
ダウンロード受験票の作成手順をまとめておきます。
ダウンロード受験票の作り方
A4用紙にプリントした受験票を、切り取り線に沿ってハサミで切り離します。
受験票は半分に山折りにして糊付けします。
糊付けしたら受験票に証明写真を貼って、氏名を記入したら完成です。
A4用紙の残り半分は控えになるので合格発表まで保管しておきます。
試験会場について
試験会場は家からけっこう近くの高校でした。高校ということで少し心配していたけど、教室はちゃんとクーラーが効いていました。もちろん夏休みなので生徒はいません。
午前中に乙種、午後に甲種の試験という感じでダブル受験も可能です。同じ職業訓練に通う方が数名ほどご一緒しました。
よくある資格試験と同じように、20分くらい前には用紙の配布や説明が始まるので早めに到着しておきたいところです。
試験の様子や感想など
- 解答方法「筆記問題(選択)」:四肢択一式(全30問)
- 解答方法「鑑別問題(実技)」:記述式(全5問)
- 計35問
- 試験時間:1時間45分
筆記と鑑別は1時間45分の時間内に同時に行います。問題用紙は別になっていますが、どちらから解いても問題ないというシステム。
全部で4科目。
- (筆記)法令(10問)
- (筆記)機会に関する知識(5問)
- (筆記)構造機能および点検整備の方法(15問)
- (鑑別)実技問題(5問)
合格基準は「各科目ごとに40%以上、筆記全体で60%以上の成績を収めた者」です。実技問題でも「60%以上の成績を収めた者」となっています。
単純に全科目で60%以上取れば合格です。
すごい簡単に感じました
乙6類の「消火器」については乙4危険物取扱者のときにも勉強していたのもあって、すごい簡単に感じました。大袈裟に言うと「1週間の勉強でもなんとかなりそうな試験」という印象で、物足りなさすら感じた。
初めての「鑑別問題」も拍子抜け。
そもそも鑑別問題の欠点というか裏技というか…。もしも答えが出なくても選択問題の問題用紙をペラペラすると答えが記載されていたり、分からない漢字や正式名称などを探すことができました(笑)
私はてっきり「問題用紙から答えを探せないシステム」だと思っていましたが、選択問題と鑑別問題のバランスの兼ね合いは考えられていない仕様でした。
使用テキストについて
使用したテキストは「公論出版」を中心に3冊です。消防設備士のテキストと言えば「工藤本」が人気ですが、最近になって評価の上がっている公論本で挑戦してみました。Amazonでもベストセラーになっています。
公論本は優秀ではあるけど消防設備士の受験が初めての私にはとっつきにくい本という印象でした。結果として追加で2冊のテキストを購入しています。合格していたら、公論本のレビューを兼ねて私の勉強方法などを紹介しようかと思います。
まとめ
試験終わりの段階で合格ラインを突破している手応えは十分にあり合格を確信しています。(これだけ自信満々だと落ちたときのダメージがでかいけど。)
今年は乙4危険物、2級ボイラー、電工2種と受験してきましたが、乙6消防設備士がダントツで簡単に感じました。合格していたらに勉強方法を紹介するので、挑戦を考えている方はチェックしてみてください。