乙6消防設備士に一発合格した勉強方法とおすすめテキスト

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乙6類消防設備士

こんにちは。

8月の試験にて消防設備士の「乙6」に一発合格することができました。知識ゼロからスタートして消防設備士を初受験した私の勉強方法や、使用テキストの紹介をします。

あくまでも私の体験談となるので、敢えて定番テキストを避けてみたり、テキストの読み進め方に失敗したエピソードなどがあります。これから乙6類消防設備士に挑む方の参考にでもなれば幸いです。

もくじ

はじめての消防設備士試験に乙6がおすすめな理由

消防設備士の中で最も需要の高いのが「甲4」とされています。

私も甲4が一番の狙いですが、関連資格や実務経験など該当する受験資格がなくていきなり甲種を受験することができませんでした。(電工2種は結果待ちのタイミングでした。)そうなると消防設備士試験は「乙種」から挑戦するしかないのです。

受験案内|一般財団法人消防試験研究センター

受験資格がないのなら仕方なく「乙4」から取得しようかと考えましたが、いずれ甲4を取得すると思うと乙4の受験は無駄になってしまう。せっかく取得してもすぐに上位資格で上書きされてる。だったら乙種しかない「乙6」を受験してしまおうと考えました。

6類の「消火器」は4類の次くらいには需要の高い種類です。消火器はどんな建物にも設置されているものなので、ビルメンをやるのなら取得しておいて損はないと判断。1つ目の消防設備士試験が「乙種」しか受験できないのなら6類がダントツでおすすめ。

あくまでも私の考えですが。

購入したテキストについて

乙6消防設備士テキスト

これから紹介する3冊のテキストは、実際に私が使用して合格することができたテキストです。この辺を押さえておくだけでなんとかなる試験ということです。

豊富な過去問題数を誇る「公論本」

著:公論出版, 編集:公論出版

実際に試験に出たリアルな過去問題が345問も収録されているテキスト。参考書というよりは過去問題集だと思った方がいい。解説なども掲載されているがオマケ程度。とにかく豊富な過去問題を解いて頭に叩き込むような使い方をしました。

消防設備士の定番テキストと言えば「工藤本」ですが、乙6に関して調べてみると「公論本」という過去問題メインのテキストの評判が良いことが判明し、私はあえて定番テキストを避けて、人気上昇中の公論本で勉強しました。

要点だけを最小限にまとめた薄い本

公論本で勉強を始めた私が、後から追加購入したテキストです。選んだのは「すごい薄いから」という理由です。薄いテキストというのは、要点だけを最小限にまとめているので、短期間で要点だけを覚えたいという人に向いていることになる。

実際に悪くないテキストだけど、最小限にまとめていて情報が足りないこともあり、これ1冊で試験に挑むのは心もとない。過去問題集(公論本)とセット購入がおすすめ。

鑑別問題対策の過去問テキスト

過去問題集として「公論本」が優秀ですが、鑑別問題の過去問題は少ないし、同じ過去問題が出題される確率は低い。なので少しでも鑑別問題を経験しておくために模擬テスト形式のテキストも購入しました。このテキストでは鑑別問題しか解いていません。

とくに買ってよかったという印象はなく、実際には上記2冊だけでもなんとかなるような試験内容でした。それでも模擬問題をやっておいても無駄ではないので、不安な方は購入してみてはどうでしょう。ちなみにこれは工藤本シリーズです。

テキスト選びの失敗エピソード

結果的には上記の3冊で勉強をしましたが、はじめは「公論本」1冊で試験に挑むつもりでした。「公論本だけで受かる」という評判を真に受けたからです。でも実際にはそんなに甘くなく、別テキストを追加購入するという形になってしまいました。

時系列でまとめると、

  1. 公論本で勉強スタート
  2. 消防設備士がはじめての私には非常にとっつきにくい…
  3. 無理やり読み進めるが参考書としての限界を感じる
  4. やべ失敗した、勉強がぜんぜん捗ってない…
  5. 試験まで1週間を切り、急いでテキストを追加購入
  6. 要点をまとめた薄い本を3日くらいで叩き込んだ
  7. 過去問題集として再び公論本を解きまくる
  8. 鑑別問題対策に買った模擬テストも解く
  9. 合格! 

こんな感じです。

本当は公論本だけで受かるつもりだったが、想像以上に参考書としては「とっつきにくい本」だったのです。予備知識もない人間が読み進めるには苦痛だった。そのまま試験間近まで続けてしまったので、少し焦ってしまう展開となりました。

テキストはとにかく「とっつきやすさ」が全てだと思います。今回はたまたま時間もなく薄めな参考書を追加購入しましたが、最初から工藤本などの定番テキストを購入して計画的に勉強した方がいいと感じた。

何度でも言うけど公論本は「過去問題集」として使用するべきテキストだ。

知識ゼロで読み始めると苦しみます。

これが私の失敗エピソード。

おすすめの勉強方法

失敗エピソードから分かるように、私のような知識ゼロな人が「公論本」で始めてしまうと泣きを見る可能性が高い。こいつは過去問題集だ。なので過去問に入る前に参考書としてのテキストも1冊必要になる。

参考書に関しては、時間のある方は工藤本でガッツリ勉強してもいいし、私のように「短期間で最低限の要点だけ覚えたい」という場合は薄めの参考書を選んでもいい。

おすすめの勉強方法はド定番です。

  1. 読みやすいテキストを一周読み込む
  2. 公論本でひたすら過去問題を解く

これだけでいい。1日の勉強時間をたっぷり取れる人なら1週間でなんとかなりそうなボリュームです。私はポリテク時代に受験しましたが、ラスト1週間に重い腰を上げてなんとかなりました。

鑑別問題に関しては、ノートにひたすら繰り返し消火器の名前などを書いて覚えました。完全に「漢字の書き練習」となる。答えが分かっていても漢字が分からなければ不正解となる可能性が高いからです。(ひらがなでも正解になるかどうかは不明)

ひとつ実技試験に関する裏技というかアドバイス。

実際の試験では、実技用と筆記用とで問題用紙が2部配布されています。鑑別問題の漢字に悩んだりしても、筆記試験の問題用紙の文章から正解となる漢字を探すことができました。むしろ答えまであったりします(笑)鑑別問題に悩んだら問題用紙の文章から探してみましょう。

言い忘れたけど私は「合格できればなんでもいい」というスタンスでの勉強方法です。満点狙いだったり、仕事のためにしっかり知識を付けておきたいという場合は、時間をかけて計画的に勉強をしましょうね。
消防設備士乙6免状交付申請

結果としては法令60%と低めでしたが筆記全体で86%あります。基礎知識と構造機能は100%と、けしてギリギリということもなく余裕を残しての合格です。「1科目40%以上、全体で60%以上」が合格ラインだと思うとかなり敷居の低い試験です。

私は合格さえできればいいというスタイルなので点数はさほど気にしません。ギリギリだとしても合格したもん勝ちですよ。

という話でした。

もくじ