雑魚ビルメンの私が「消防設備士講習」を受講してきました。
これまで受講義務をスルーしていたけど、ビルメン会社を転職したら消防設備士の資格手当が付くようになりました。しかし講習期間が切れていると手当が貰えないので受講することにしました。
受講義務をスルーしていた理由は「消防設備士講習を受講しなくても免状返納にならない理由」にて詳細を綴っています。よかったら覗いてみてください。
この記事では申込みの流れや講習当日の様子まで紹介します。
あと冒頭で大事なことを1つ言っておきます。
この講習には「効果測定」という名の小テストがあります。
小テストの点数が悪いと講習終了後に補習を受ける羽目になります。私は講習ということで下調べもせず軽い気持ちで参加しましたが、小テストがあるため講習中はサボることができませんでした。
その辺も踏まえて、これから消防設備士の講習を控えている方の参考にでもなれば幸いです。
テストがあるなんて聞いてないよぉ
消防設備士講習の流れまとめ
私が消防設備士講習を受講した流れをまとめました。
申込みについて
申込みは電子申請(ネット申込み)がおすすめです。
一般申込みとは別で「電子申請枠」が設けられています。パッと見では申込み期間が終了している日程でも、まだこれから電子申請枠の申込みが始まる場合あります。
私の場合はまさにこれで申込みが終了していた日程だったのに、同日程の電子申請受付が始まったので申込みに滑り込めました。一般枠の申込み期間、電子申請枠の申込み期間はよくチェックしておきましょう。
講習の申込みはこちら!
講習当日の様子
講習当日、秋葉原にある神田消防署へやってきました。
秋葉原なのに名前は神田です。
でも最寄り駅は、神田駅ではなく秋葉原駅です。
謎です。
消防署のマスコットが秋葉原らしさを感じる萌えキャラです。
受付けについて
会場入りすると席順の案内看板があるので自分の名前を探して着席します。消防署などで書面での申請をした方は手元に受講票はあると思うけど、電子申請(ネット申請)の場合は受講票がありません。開始時刻になると免状の回収とともに受講票が配られました。
講習後、受講票と引き換えに免状が返却されるという流れです。
席には講習に使用するテキストが置かれています。
区分毎に違うテキストが用意されており、講習費用の中にテキスト代金が含まれています。とくにメルカリで中古を安く探したりする必要はありません。
講習内容について
講習は9時〜17時までみっちりで、午前3時間、午後3時間、効果測定・採点・免状返却に1時間という流れでした。昼休憩が1時間、約1時間毎に10分休憩がありました。
条件を満たすと、科目免除を受けて午後(13時)からの出席が可能となります。
講習(科目免除を受けた講習は除く)を修了した日の翌日から起算して6か月以内に他区分の講習を受ける場合は、希望により科目の一部免除が受けられます。
東京消防庁<臨港消防署><事業所の防火防災対策><消防設備士講習について>
また、2種類以上同時(6か月以内2種類受講)に受講申請する場合も、科目の一部免除が受けられます。
連続して複数の区分を受講する方は多いと思いますが、初回講習さえフル受講すれば、2回目・3回目の受講は科目免除をして楽になります。(後述しますが科目免除によるデメリットもあります。)
私は2回目の講習は科目免除を利用しました。
ちなみに椅子が固くてお尻が痛くなります。
気になる方はクッション的なアイテムがあると良いかもしれません。
講習内容は、基本的にテキストを読み上げて説明をしていくだけです。
冒頭でも言いましたが、ラストに効果測定(小テスト)があります。
テスト中はテキストで調べてもOKという試験です。
講習中、効果測定に出題される部分を教えてくれる講師が多く「ここ出るのでライン引いておいてねー」なんて教えてくれるので、サボらずに説明を聞いておけば楽になります。
私はカラーマーカーを持っていなかったのでシャープペンでラインを引いたけど問題なかったかな。出題されそうなページの角を折っておくと探しやすいのでおすすめ。
マメな人は付箋なんかを用意してペタペタ貼っていました。
効果測定(小テスト)について
講習が一通り終わると効果測定が始まります。
- 試験時間20分
- 全10問(4択問題)
- 科目免除していても同じ10問
- テキストを参考にしてOK
- 機械採点なので解答用紙の扱いに注意
- 不正行為は厳禁
- 点数が一定に満たないと居残りで補習
- さらに悪いと免状返納(脅しかも?)
説明を聞く限りこんな内容の小テスト。
あまりにも悪いと免状は返却できないようなことを言っていたけど、それはさすがに脅しかと思います。サボらないように緊張感を持たせたかったのかな?
科目免除によるデメリットとして、全員同じ内容の全10問というポイントがあります。
午後からの出席だと、講師が教えてくれる午前分のラインマーカーを引けていないので、完全に自分の知識で解答しなくてはいけません。
実際に消防設備士として従事していれば常識的な問題なのかもしれませんが、資格手当目的で取得しただけのビルメンにとっては死活問題。自信がなければ科目免除せずにフルで受講するのも手段です。
試験中、実際の資格試験を受験する時のような空気感なので多少の緊張感を感じました。
2回の効果測定の感想をそれぞれ綴ります。
科目免除なしフル受講
けっこう難しかった気がします。1問目からテキストをパラパラ探していたので、20分ギリギリかかりました。出題されるところをちゃんとマーカーしていたのに苦戦。(というか時間が足りなくて1問だけ勘で解答しました)
科目免除して午後から出席
午前部分は不明なので不利だったにも関わらず簡単に解答できた。今回は時間ギリギリにならないよう意気込んて挑んだところ、10分以上残して解答し終わってしまい拍子抜けでした。区分によって難易度に差がありますね。
という感じで、後者の方がとても簡単でした。
私は講習2回ともに無事に免状を返却されました。
でも効果測定の点数は不明です。
この免状返却がまたドキドキなんですよ。
採点後に免状が返却されるのだけど、得点が悪く「居残り補習」が確定した人には免状ではなく補習確定カードが配られるのです。
受講した2回の講習ともに、講師は採点結果として「僅かですが、補習となった方がいます」と発表していました。実際に配っているときに係員が持っている箱を覗くと、免状ではないカードがチラッと見えた。
ちゃんと補習を受ける方がいるのです。
免状が返却された人から退出していく中、補習確定の人は席に残らないといけないので帰っていく人たちにジロジロ見られながら着席しているのがキツいと思う。
こういう思いをしたくないなら講習はちゃんと受講しましょうね。
まとめ
初めての消防設備士講習の当日の様子でした。
ビルメンをやっていて消防設備士講習をまだ未経験の方の参考になりましたでしょうか。
効果測定に関して、消防設備士の方なら常識的な問題レベルかと思います。でもビルメンは資格合格したら知識は抜けていくのですよね。最短でも取得後2年経過してからの講習なので、なおさら覚えているわけがない。
そんなビルメンには、効果測定をやり過ごす裏技を1つ紹介します。
- 講習を全力でサボります。(寝る、資格勉強、副業、科目免除)
- 効果測定は自分の知識と勘だけで解答します。
- 運が良ければ突破しています。
- 居残り補習を受けます。(初めからそのつもり)
どうでしょうか。
はじめから補習を前提にして講習時間を有意義に使用するというサボりテクニック。
効果測定の点数が悪くても補習を受ければ免状返却されるのであれば、講習や効果測定は適当にやり過ごして、別のことに時間を使ってみてはどうでしょう。
雑魚ビルメン的にはアリだと思います。
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