こんにちは。
私が「ボイラー実技講習」を受講してみた印象から試験に役立てられる受講すべきタイミングについて考えてみました。
ボイラー技士の試験は毎月あるので実技講習とのタイミングは合わせやすいと思います。これから2級ボイラー技士の試験を控えていてる方の参考にでもなれば幸いです。
実技講習は試験勉強になるのか
ボイラー実技講習はテキストをひたすら読み進めていくスタイル。
基本的に試験範囲となる内容が2日間に詰め込まれているので、これを真面目に聞いていると正直なところついていくのが大変かもしれない。とくに知識ゼロの状態で挑む場合はけっこう厳しいと思いました。
しかし知識が無いなりにも講習をしっかりと聞いていれば無駄にはなりません。
とくにボイラー図鑑が便利なテキストで、文章だけではイメージしづらかった設備機器が写真によって確認できます。実技講習に関係なく試験前に買っておいて損はないテキストです。私も試験前に目を通していればもう少し試験勉強に取っつきやすかったと思います。
もちろん実物の設備機器を触ったり、ボイラーを実際に運転できるのも大きなメリット。「立ち上げの手順」や「停止の手順」を実際に行うことですんなりと頭に入ってきます。文章だけだとイメージしづらいまま無理やり暗記しないといけないですからね。
実技講習は試験の役に立ちます。
ベストだと思う受講タイミング
- 知識ゼロで挑むとついていくのが大変になる
- せっかく受講するなら試験勉強として役立てたい
こういった事情を踏まえて実技講習を効果的に受講できるタイミングを考えると、
「テキストを1周読み終えて、過去問の繰り返しに入る」
くらいの時期がベストタイミングなんじゃないかなと思いました。逆に言えば、ある程度の予備知識があった方が3日間の実技講習が無駄なく吸収できるということです。
市販テキストを1周だけでも目を通していればそれなりについていけるし、実際にボイラーを触ったり運転してみたりすることで理解がより深まります。
ボイラー実技講習は、
試験前に知識を追い込むことができる。
という補講授業のような感覚かと思いました。なるべく試験前に受講した方がいいですが、まったくの知識ゼロよりは市販テキストをある程度読み進めておくことをオススメします。
- 市販テキストを1周読んでおく
- ボイラー実技講習を受講する
- 過去問を繰り返し解く
- 試験に合格する
こんな流れで試験に挑めば無駄も少なくて効率的だと思います。
ちなみに2級ボイラー技士の市販テキストはこれといった定番テキストが無いように思います。ナツメ社の緑本が有名所だと思いますが、2014年の出版になるので最近の問題傾向に対応していなくて微妙なところもある。市販テキストで足りない部分を実技講習で補うという方法です。
私が思うに、日本ボイラ協会から販売されているテキストが一番無難な気がします。Amazonなどネットで買えないのが難点だが、実技講習の会場にて各種テキストが販売していました。