2級ボイラー技士試験にゼロから合格する勉強方法とおすすめテキスト

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2級ボイラー技士勉強方法

こんにちは。

4月の試験にて2級ボイラー技士に合格することができました。これで乙4類危険物取扱者に続いて2つ目のビルメン資格をゲットすることができます。

(まだ実技講習に参加していないので免許申請はしばらく先になりますが。)

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今回は「知識ゼロだった私が2級ボイラー技士の試験に合格できた勉強方法」を紹介したいと思います。使用したテキストや、試験問題の傾向など感じたことを綴るので、これから試験を考えている方の参考にでもなれば幸いです。

ちなみに勉強を始める前の私の知識事情についてです。

  • 乙4類危険物取扱者を取得済み
  • ボイラー協会の実技講習は受けていない
  • ボイラー関係の実務経験なし
  • 職業訓練でもまだ授業を受けていない

知識ゼロと言っても乙4類危険物取扱者を取得済みなので完全なゼロではないのでご了承下さい。ボイラーで使用する重油などの燃料についてはちょこっと理解している状況です。

乙4類危険物取扱者を先に取得しているとちょこっとだけ有利な気がします。

もくじ

2級ボイラー技士の勉強方法について

使用したテキストについて

2級ボイラー技士テキスト

私が利用したテキストは技術評論社のらくらく突破 改訂新版 2級ボイラー技士 合格教本です。2級ボイラーではナツメ社の緑本が有名どころだと思いますが「技術評論社のパンダ表紙の方が新しかった」という理由だけで選びました。

それでも2016年出版ですけどね。

ボイラー技士のテキストを探してみると、毎年新しいテキストが出版されていることはないのが分かります。これといって最新のテキストが無いので好きな本を選べばいいと思います。

勉強方法としてはテキストをまずは1周読み込んでから過去問題集をひたすら解くという鉄板の手法です。

スタートする科目は超重要!

知識ゼロの人間がボイラー技士のテキストを開いたところでまったく頭に入ってきません。

私は勉強のためにテキストを開くも頭が痛くなってテキストをそっと閉じてしまうことを何回か繰り返しました。いきなり専門用語が飛び交うテキストを読んでも勉強が捗らないのです。

そこで勉強する順番について考え直しました。

2級ボイラー技士の試験科目は4つあります。

  • ボイラーの構造に関する知識
  • ボイラーの取扱いに関する知識
  • 燃料および燃焼に関する知識
  • 関係法令

素直に記載されている順番に読む必要はありません。

自分が分かりやすいと思う科目から攻めていけばいいのです。

乙4類危険物取扱者を取得済みの方は「燃料および燃焼に関する知識」から勉強をスタートすることを推奨します。

燃料と燃焼に関する科目は乙4類危険物の延長線上の科目だと思って下さい。重油などの見慣れた第3石油類についての話が出てくるのでとても取っつきやすいです。

ある程度読み進めることができると抑えるべき重要ポイントなど「テキストの読み進め方」も理解できます。取っつきやすい科目から攻めることでテキストに慣れることが重要です。

そのため乙4類危険物取扱者の延長線である「燃料および燃焼に関する知識」からスタートすることを推奨します。

2番目は関係法令を読み進めました。

関係法令は4科目の中で1番簡単だと言われているので先にしました。とにかくボイラーの「構造」と「取扱い」については覚える範囲が広くて大変なので後回しにする方が試験に有利です。記憶が新しいうちに試験を受けてしまえばいいからですね。

試験勉強自体も1ヶ月以内くらいに詰め込んだ方がいいかもしれません。

私が読み進めた順番です。

  1. 燃料および燃焼
  2. 関係法令
  3. ボイラーの取扱い
  4. ボイラーの構造

この順番でなんとかなりました。

大切なのは取っつきやすさです。

ちなみに勉強期間は1ヶ月ほどかけました。

毎日じゃないので日数的には2週間そこらだとおもいます。隅々まで一通りテキストを読み通して、残り1週間をひたすら過去問という流れです。

乙4類危険物取扱者を取得していない場合は「①関係法令→②燃料および燃焼」あたりから攻めるといいかもしれません。あくまでも私の感じ方なので誰もがベストな順番だとは限らないので注意してくださいね。

テキストを読んだらひたすら過去問題

テキストを読み終えたらさっそく実践形式の過去問題をひたすら解きます。

どうやらここ最近になって試験問題が難化傾向にあるとかどうとかという情報を見かけるようになりました。なのでとにかく最新の過去問題テキストを購入すれば間違いありません。

私は過去6回問題集を3周ほど解きました。

3周目になるとどの試験問題もだいたい38点〜満点という正解数になるので、これくらい理解しているだけで十分に合格ラインに入れました。(全40問)

間違えた問題はしっかりと解説を読んで理解することが大切です。

ちなみに過去7回分の試験問題が「過去問.com」に無料公開されているので、こちらを解けば過去問テキストを購入する必要はないです。

過去問ドットコム
(無料)二級ボイラー技士の過去問を出題「解説あり」 - 脳に定着させて絶対合格 二級ボイラー技士試験の過去問と解説を令和6年10月公表〜平成27年4月公表まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合...

ただし解説のない問題もあったりするので、不正解後は自分で調べる必要があります。過去問.comはたまに誤字や表記がおかしい文字があったりして少しストレスを感じました。

PC画面だと目がつかれるので私はテキストの方が捗りました。

著:コンデックス情報研究所, 編集:コンデックス情報研究所

YouTubeの解説動画が分かりやすい

YouTubeで検索すると2級ボイラー技士試験についての解説動画がたくさん出てきます。これが本当に役立つと言うか、分かりやすいので勉強の助けになりました。

テキストと同時進行で動画で復習をするとはかどります。

おすすめはeラーニングの教材動画です。

もともとは有料教材として動画を配信しているチャンネルなのですが、一部を無料でサンプル公開しています。無料部分だけでも視聴する価値があります。

なかでも過去の公表問題を1問ずつ解説付きで動画で出されているので、テキストだけでは理解が難しかったところなどを理解できました。

音声による解説を聞くのも新鮮で頭に入りやすいです。

試験問題が難化している!?

噂されている難化についてはどうなんでしょう。

過去問に出てこなかった初見の問題が出てきたから難しく感じるだけで、とくに難化というほどのものではないような気もします。

そりゃあ過去問をそっくりそのまま出すわけはないので初見の問題があるのは当たり前のこと。テキストを読み込んでいれば回答できるはずです。

例えば、『法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。』という感じの問題がよくあるじゃないですか。これはサービス問題でしょう。

このタイプの問題の選択肢の中に「電熱面積が40㎡の廃熱ボイラー」がありました。

廃熱ボイラー…、はて?なんだっけ?

という状況になりました。

帰宅後に調べてみると、廃熱ボイラーの伝熱面積40㎡は2分の1に換算して20㎡になるそうです。電気ボイラーの伝熱面積が20kwで1㎡と換算するのは知っていましたが、廃熱ボイラーに関する情報はテキストにも過去問にも出てきていませんでした。

それでも消去法で廃熱ボイラーを選択していたので正解することができました。

そんなものです。

落ち着いて考えれば正解できるので、「初見の問題が出てくる」というだけでとくに難化という印象はありませんでした。

まとめ

はっきり言うと、まず先に実技講習を受けてしまうのが1番の勉強方法です。

いきなり試験に合格したところで結局は実技講習を受けないと免許申請ができません。どうせ実技講習を受けるのなら試験勉強として利用しましょう。

合格済みの私は2万4千円も出して居眠りをしに行くようなものなので勿体無い。

ぜったいに試験より先に実技講習を受けた方がいい。

最後に私が推奨する勉強方法のポイントをまとめると

  • スタートする科目は超重要
  • 構造と取り扱いは後回し
  • 過去問を一通り理解出れば十分合格できる
  • 初見の問題も出題されるので油断はできない
  • 合格ラインは低いので落ち着いて挑もう
  • 先に実技講習を受けよう(ココ重要)

ということで、知識ほぼゼロだった私が合格できた勉強方法などの紹介でした。いきなり試験だけ受けたいという方の参考にでもなれば幸いです。

試験費用も交通費も無駄にしたくなければ確実に1回で合格しましょう。

もくじ