こんにちは。
2019年上期に実施された「第二種電気工事士」の技能試験を受験してきたので、受験票の準備から受験当日の様子や感想などをまとめました。試験結果まではもう少し期間がありますが、私としては合格を確信しております。
↓筆記試験の様子はこちら。
受験票と試験結果通知書
技能試験に必要なもの2つを準備します。
- 写真票
- 技能試験受験票
技能試験に必要となる技能試験受験票は、筆記試験の「試験結果通知書」と一緒になって郵送されてきます。これは筆記試験から1ヶ月くらいで届きました。もちろん合格していなければ受験票はないはずなので注意です。
写真票に関しては、筆記試験の後に持ち帰り保管していたものを使用します。
写真票と受験票はとくに新しく写真を貼る必要もありませんでした。
試験会場について
試験会場は筆記試験のときと同じ会場で、筆記試験で不合格になった方もいるわけですが、それでも同会場には1,000人以上の受験者がいました。
会場に訪れてまず最初に机のサイズを測ってみたところ、縦44cm×横180cmサイズの長細い机でした。ちなみに筆記試験のときと同じ机だと気が付いた。このサイズの机を2人の受験者で半分ずつ使用します。
つまり一人当たりの作業スペースは縦44cm✕横90cmということです。奥行きは少し狭く感じますが、横幅90cmと広めなので窮屈になることはないと思います。工具類などは横に広く配置させておけば作業の邪魔にはなりませんでした。
本番の作業スペースを考慮しての練習をおすすめします。
技能試験の様子と感想
試験開始40分前には説明が始まった。技能試験となると筆記と比べて準備するものが多いので説明時間も多めにとっているようです。試験時間よりも、説明開始時刻に遅刻しないように注意してください。
説明時間には素材箱が配られます。箱の中には課題に使用する素材と問題用紙が入っていて、試験監督の指示があるまでは開けることができない。技能試験だけどマークシート記入(氏名や受験番号の情報を記入)もありました。写真票とマークシートは説明時間に回収。
試験開始12分くらい前に素材箱の開封指示があり、箱を開けて中の素材を確認します。(問題用紙の素材リストと見比べて欠品がないかをチェック)
試験官の監視はガバガバだった
受験者に対して試験官が圧倒的に少ないため監視がガバガバだと感じました。
とくに素材確認の時間に問題用紙を開いて課題内容を見ている人が多くて驚きました。本来は試験開始までは問題用紙は開いてはいけないし、開いていたら不正行為として対処されるべき行為のはずです。
しかし受験者の多さから一人一人監視できない様子でした。
ただでさえ素材確認で会場がわちゃわちゃしているので、紛れて問題用紙を開いてもバレにくい状況。(先述したけど、使用素材を見ればどの課題が出るか判断できるので、リスクを背負ってまで不正をする価値はないと思います。)
出題されたのは課題No.8
私の試験会場では課題No.8が出題されました。アウトレットボックスを使用するけど電線管は使用しない、難しすぎず簡単すぎずという中途半端なやつ。
当日のTwitterなどを見ていて気がついたけど、会場によって課題が異なることに気が付いた。東京の方では簡単な課題No.10が出たという情報もありました。
課題は全国共通だと思っていました。誰にでも得意不得意な課題があると思いますがそこは完全に運ゲーです。なるべく13課題全てを均等に練習しておきたいですね。No.10はくっそ簡単なので羨ましい。
それでもNo.8を15分残して完成させました。残りはずっと見直していたけど落ちる要素がまったく見つからない。合格を確信しております。
職業訓練でみっちりと試験対策をしてもらえたおかげです。
ここまで自信満々にドヤッておいて不合格だったら悲しい…
試験時の様子とか
試験中にまず気になったのが、練習で使用していたケーブルよりも被覆がモチッとしていて切れが少し悪かった印象があります。切れ味が違うだけでペースが狂ってしまう可能性もあるかもしれないので、そういった状況も頭に入れておいた方がいいでしょう。
練習で使用した部品と同じものが試験で使用されるとは限らないので注意。
試験終了時はアナウンスで「工具を置いて手を膝に置いてください」と指示があります。終了後も触っていると不正行為となります。
帰るときは慎重で、作品に危害がないように1列ずつ順番に退出しました。(1,000人を超える会場なので時間かかった。)
退出時に他の受験者の作品を見渡せるけど、仕上げ方が人それぞれだなと感じた。本だけで勉強した人、動画を見た人、職業訓練で教わった人など。中には未完成の人もいます。
合格発表は1ヶ月後。
2019年上期の合格発表は8月19日です。
電工ナイフがあると良い
私は基本的にVVFストリッパーを使用しています。
VVFストリッパーを使用していれば不要にも思えますが、実は電工ナイフも準備しておいて損はありません。例えば、私が作成した課題No.8ではVVRケーブルを使用しました。VVRの被覆の剥ぎ取りは電工ナイフだと非常に簡単ですよね。
VVRケーブルのためだけに電工ナイフがあると便利なのです。他にはゴムブッシングに切れ込みを入れるためだけにニッパーも準備していました。
小物入れがあるといいかも
差し込みコネクタやリングスリーブなど小さな部品は小物入れに入れておくと作業がしやすくておすすめ。基本的に何かを落としてしまうと手を上げて試験官に拾ってもらわないといけなくて面倒なのです。
私は弁当用おかずカップを使用していたけど、とくに試験官に注意されることもなかったです。文字が書いてあったりすればカンニング扱いになるかもしれないので、なるべく無地の小物入れを探しましょう。
職業訓練では「豆腐のパック」が推奨されていた。
まとめ
合格は確信していると言いつつも、やはり正式な発表がないことには不安です。
合格していたら勉強方法などまとめたいところだけど、私の場合すべて「職業訓練のおかげ」という感じなのであまり参考にはならないかもしれない。限定的だけど良かったらチェックしてみてください。
第二種電気工事士の技能試験の様子や感想でした。