消防設備士甲4・乙7を電工免除で同時受験した体験談

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こんにちは。

2020年1月に消防設備士「甲種4類」と「乙種7類」の同時受験をしてきました。今回の受験内容や免除詳細、試験時の様子などを綴ります。

消防設備士の試験は2019年8月に受験した乙種6類に続いて2回目の試験になります。

もくじ

「甲4&乙7」の同時受験の理由

ビルメン初心者の私としては消防設備士の資格は「甲4」と「乙6」だけ取得していれば十分なのですが、どうせなら取得できそうな科目もとっておこうかなと考えました。とくに欲しかったわけでもなく“ついで”に受験したのが「乙7」です。

乙7は科目免除(電工2種+乙6を所有)を利用するとたったの10問の試験になります。電工2種を所有で「基礎知識(電気の部分)、構造・機能・工事・整備(電気の部分)、実技試験(鑑別)」の19問を免除。他の消防設備士を所有で「法令(共通の部分)」の6問を免除。

全35問から25問が免除されて「たったの10問の試験」になります。

「2科目の勉強はちょっと大変そう…」と思うけど、10問ならイケそうな気がしちゃいました。実際に、同じ条件で受験したというブログ記事などを見てみると「前日に勉強しただけで10問の乙7に合格した」という話もありました。

甲4を「電工免除」で受験しました

「第二種電気工事士」の資格があれば甲種4類の試験問題を約半分に減らせます。

ネット情報をちょこっと調べてみると、ほとんどの記事では「電工免除は罠だ」「免除はしない方がいい」とされています。電工免除をして問題数が減ってしまうと1問1問の負担が大きくなるのだとか。なので科目免除をせずに「得意科目で点数を稼ぐ」という手法が合格への近道らしいです。

しかし私は「どう考えても科目減らした方が勉強範囲が少なくなって楽じゃん」と思ったので電工免除しました。実際に問題が半分になるわけですからね。楽に決まってる!

まあ、ここの選択は人によりけりですけどね。

私の試験勉強スタイルは「如何にして短期間で詰め込むか」です。長期間の集中力が続かないので、科目免除をして短期集中で挑む戦法が私にはピッタリでした。それに乙7との同時受験なので、問題数は少ないことに越したことはない。という考えです。

※勉強方法、使用テキスト等は別記事にまとめます。

受験の準備について

まさかの2科目の同時受験はWEB申込みができませんでした。

危険物乙4や消防乙6のときはWEB申込み、クレカ支払い、受験票ダウンロード&プリントという簡単な申込みでした。それが2科目だとアナログな方法に限定される。

面倒くさいですが、まずは消防署へ受験申込み書類一式を貰いに行きました。2科目の受験申し込みをするので、封筒に入った書類一式は2部貰っておく必要があります。(送付時は一つの封筒にまとめて入れます。)

  1. 受験申込み書類一式の入手
  2. 郵便局で手数料の支払い
  3. 科目免除用の免状のコピーを用意
  4. 書類の作成
  5. 郵便局から送付

アナログな申込みはとにかく面倒くさい…。

試験時の様子や感想など

私の受験した静岡県では消防設備士試験は年2回。この2回(8月・1月)はそれぞれ試験会場が異なっていた。前回の8月は某高校で、1月は某大学でした。間違えないように注意。

教室や受験番号の振り分けは「甲4免除なし」「甲4免除」「甲4&乙7」がそれぞれ分かれていた。同時受験の人はかなり少なかったな。10人くらい。

1つの時間内での同時受験でした

甲4&乙7の問題用紙は封筒に入れられて配布された。

  • 甲4問題用紙
  • 甲4解答用紙(マークシート)
  • 甲4実技問題用紙(用紙に書き込み)
  • 乙7問題用紙
  • 乙7解答用紙(マークシート)

5種の用紙が入っているのでゴチャゴチャしますが、どれから解いても自由です。

受験時間は、甲4と乙7の合計時間になります。(時間は忘れました)甲4&乙7の同時受験は1つの受験時間の中で2科目の試験問題を解くことになります。午前午後の2回に分かれていたりしませんでした。

マークシートの記入ミスに注意

甲4は約半分、乙7は25問の免除になる。問題用紙には全問が記載されているし、マークシートにも全問の解答欄がある。解答するべき問題、解かなくてもいい問題をちゃんと把握しておかないと混乱するかもしれない。

マークシート解答欄の免除部分は空欄となるので記入ミスに注意。回答後はスカスカのマークシート用紙なので、これで間違っていないかすごい不安になった。時間に追われることは無いと思うので、提出前にマークシートは入念に確認した方がいい。

結果は…

少し余裕をこいていた同時受験の結果です。

消防設備士甲種4類結果

甲4、合格。

  • 法令73%、構造・機能75% =筆記全体73%
  • 実技試験83%

余裕ではないけど危なげもなく、電工免除をしていても無難に合格点を取りに行けたと思います。正直なところ私は「合格できればなんでもいい」という思考なので、合格点ギリギリだったとしても構いません。合格したもん勝ちです。

ちなみに私の甲4(電工免除)の勉強期間は1ヶ月間でした。

そして、もう一つの結果は。

消防設備士乙7結果

乙7、不合格。

いやー。まさかの乙7が不合格。たったの10問を舐めていました。問題数が少なくなることで1問1問の負担が大きくなるということを実感しました。

  • 法令25%(4問中1問正解)
  • 構造・機能6問100%
  • 筆記全体70%

10問中7問の正解。筆記全体70%なので合格ラインかと思いきや、法令が40%を切ってしまっているので不合格です。もう1問正解していれば合格でした。法令は2問正解しないといけない。1問で25%も変わるので運要素もあると思う。

ちなみに乙7の勉強期間は2日間でしたが、合格ラインを狙える結果でした。

あと、最後に言い訳を。

もし乙7に合格していても合格ハガキのまま保管する予定でした。消防設備士は講習費用がかかってしまう資格なので、乙7は無理に免状申請する必要はないかなって思っていた。なので結果的に不合格でも落ち込む要素は皆無です。(強がり)

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